トイレや水漏れで業者を呼ぶ前の3分 川崎市が直すのはどこまで?
最終確認日
夜、トイレが詰まった。台所の下から水が漏れている。そんなとき、いちばん最初にやってしまいがちなのが、スマホで「水回り 修理」と検索して、一番上に出た業者に電話することです。
その前の3分で、知っておくとよいことがあります。
場面:夜10時、水が止まらない
あわてているとき、人はいちばん上の広告をタップします。急ぐ気持ちは、まったく自然なことです。ただ、国民生活センターには、この「急いでいる」ところを狙ったようなトラブルの相談が、たくさん届いています。
その水漏れ、市が直してくれる場所かもしれない
川崎市上下水道局が直すのは、次の範囲です。
- 道路上の漏水
- 宅地内は、水道メーターまで(メーターが宅地内2メートル以内にあるとき)。アパートなどで水道メーターが複数あるときは、宅地内1メートル以内の第1止水栓まで、などの決まりがあります。
ざっくりした目安は「水道メーターより道路側か、どうか」です。範囲の細かい決まりは家ごとに違うので、迷うときは、**24時間・年中無休の上下水道お客さまセンター(0120-014-734)**に、まず電話して確かめます。
市が直す範囲の漏水なのに、自分で業者に頼んで直してしまうと、あとから費用を市に請求しても、支払ってもらえません。
市が直さない場所は、自分で「指定」の事業者へ
次のものは、上下水道お客さまセンターでは受け付けていません。
- 家の中の設備(水栓、トイレ、給湯器や温水器など)そのものの修理
- マンションやビルの受水タンクより先(管理人か所有者へ)
こうした修理は、市の指定給水装置工事事業者か、川崎市管工事業協同組合、もしくは機器のメーカー・販売店へ、自分で連絡します(修理は有料です)。
川崎市上下水道局は、修繕に対応できる指定事業者の名簿をホームページで公表しています。探すページは、いまのうちにブックマークしておくと安心です。
「〇〇円から」を、うのみにしない
国民生活センターは、2021年10月に次のように注意しています。
- トイレの修理、水漏れ、排水管のつまり、鍵の交換などの「暮らしのレスキューサービス」で、高額請求の相談が増えている。
- 相談は2016年度の2,437件から、2020年度は5,882件に増えた。
- ネット広告がきっかけのものが増え、2020年度は約41%。
- 「トイレ修理390円から」の広告を見て頼んだら、55万円を請求された事例がある。
- 「3万円以内」と言われたのに15万円を請求され、しかも水漏れが直っていなかった、という例もある。
そのうえで、覚えておく4つ
- 広告の金額を、うのみにしない。
- 信頼できる事業者を、あらかじめ探しておく。
地元の工務店や、自治体の管工事組合など。 - 急かされたら、断る。
契約を急かされる、次々と高額な作業を提案される、などのとき。 - 納得できなければ、その場で支払わない。
困ったら、消費者ホットライン 188(いやや!)へ。最寄りの消費生活センターにつながります。
いまのうちにやっておくこと
- 上下水道お客さまセンターの番号(0120-014-734)をスマホに入れる。
- 指定事業者の名簿のページを、ブックマークする。
- 水道メーターと止水栓の場所を、水が出ているいまのうちに確かめておく。マンションの場合は、管理会社の連絡先も。
出典
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