区民アンケートで読む、麻生区の人の毎日 相談できる人・居場所・幸せの理由

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引っ越してきたばかりのころ、「このまちの人たちは、どんな毎日を送っているんだろう」と思うことがあります。

麻生区役所は、18歳以上の区民2,000人にアンケートを送り、1,138人から答えが返ってきました(調査は2024年7〜8月、結果は2025年1月公表)。その中の「暮らし、生活について」の答えを、読んでみます。

数字の読み方

ここに出る数字は、アンケートに答えた人の割合です。麻生区の人ぜんぶの割合ではありません。「複数回答」「3つまで」と書いたものは、合計が100%を超えます。

困ったとき、話せる人はいる?

話し相手や、困りごとを相談できる人を聞いた質問です(複数回答)。

  • 家族や親戚(同居)75.1%
  • 家族や親戚(別居)51.6%
  • 近くに住む友人・知人44.7%
  • 遠くに住む友人・知人28.1%
  • 職場の上司や同僚23.1%
  • 参加している活動や団体のメンバー7.9%
  • インターネットやSNSでつながっている人6.4%
  • 行政やNPOなどの相談窓口1.4%
  • 話し相手や相談する人はいない2.6%

家族が多いのは、想像どおりかもしれません。目を引くのは、近くに住む友人・知人(44.7%)が、遠くに住む友人・知人(28.1%)より多いことです。「相談する人はいない」と答えた人は、2.6%でした。

ここがいいよね

近くに住む友人・知人を、話し相手や相談相手に挙げた人が、答えた人の44.7%。身近なところに、頼れる相手がいる人が、少なくないようです。

「居場所」は、どこにある?

家でも職場でもない、居心地のいい場所を、アンケートでは「サードプレイス」と呼んで聞いています(複数回答)。

  • サードプレイスといえる場所はない27.2%
  • 行きつけのカフェ・レストラン24.6%
  • 緑地・公園・庭園23.6%
  • 図書館・書店17.9%
  • 映画館・劇場16.6%
  • スポーツジム・フィットネスジム12.1%
  • 音楽スタジオ・ライブ・コンサート10.6%
  • アートギャラリー・美術館10.5%
  • 銭湯・公衆浴場8.1%

いちばん多かった答えは、「ない」(27.2%)でした。ある人の居場所は、カフェ、公園、図書館や書店が上位です。町内会館(2.1%)、市民館・公民館(1.5%)、公共施設のコミュニティスペース(1.4%)は、数字が小さめでした。

幸せだと感じている?

現在の生活での幸福感は、次のとおりです。

83.7%「幸せだと感じている」(29.7%)と「まあまあ幸せだと感じている」(54.0%)を合わせた割合。「どちらともいえない」は11.3%、「あまり幸せだと感じていない」は2.8%、「幸せだと感じていない」は0.5%。

幸せの理由は、何だった?

幸せだと感じる要因として、影響が大きいものを、3つまで選んでもらった質問です。

  • 家族関係61.8%
  • 身体の健康状態56.6%
  • 経済的なゆとり37.3%
  • 自由な時間・余暇31.7%
  • 精神的なゆとり22.2%
  • 友人関係19.9%
  • 居住環境(家の広さや周囲の静かさなど)18.4%
  • 地域における人とのつながり3.3%
  • 地域活動への参加1.2%

上位は、家族と健康です。「地域における人とのつながり」を選んだ人は、3.3%でした。

「つながり」は、軽く見られている?

ここで、立ち止まりたい数字があります。同じアンケートで、「社会とのつながりは、人生の幸福感や、心身の健康に、良い影響があると思うか」を聞いています。

  • そう思う47.7%
  • ややそう思う31.4%

合わせて79.1%の人が、良い影響があると答えました。

つまり、「幸せの理由」の3つまでの選択に、地域のつながりが入らなかったからといって、つながりを軽く見ている、とは言えません。3つまでしか選べないので、家族や健康が先に選ばれやすい、とも考えられます。

一方で、地域活動の参加は、控えめです。

  • 参加したことがない52.0%
  • 1年に1回程度か、ほとんど参加していない22.8%

合わせると、4分の3ほどです。

「自分らしく暮らす」ために、いちばん大事なのは?

住み慣れた地域で、自分らしく生き生きと暮らすために、一番大事だと思うことを、ひとつ選んでもらった質問です。

  • 自助65.1%
    生きがいづくり、健康づくり、介護予防など
  • 共助12.0%
    介護保険や医療保険などのサービス
  • 公助11.2%
    行政による福祉サービスなどの支援
  • 互助9.2%
    周りの人同士の助け合い、町内会やボランティア活動

この数字で言えること、言えないこと

言えること:このアンケートに答えた人の中では、相談相手は家族と、近くの友人・知人が中心でした。居場所は、カフェ、公園、図書館や書店などに分かれています。幸せの理由は、家族と健康が上位でした。

言えないこと:麻生区の人ぜんぶの割合。年代や住む地域ごとの、ちがい(このページでは見ていません)。数字の背景にある、ひとりひとりの事情。

気になった項目があれば、区が公開している報告書で、年代別・地区別の数字も確かめられます。

出典

調査の対象は、麻生区在住の18歳以上の2,000人(住民基本台帳から無作為に抽出)で、有効回収数は1,138人(56.9%)です。数字は、アンケートに答えた人の割合で、区全体の実際の割合ではありません。内容は変わることがあります。最新は、公式の案内で確認してください。

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