日本最古の甘柿といわれる「禅寺丸柿」は、麻生区で見つかった

最終確認日
柿は、むかし渋いものばかりでした。その中で、甘い柿がはじめて見つかったのが麻生区の王禅寺だ、と言われています。それが「禅寺丸柿(ぜんじまるがき)」です。
1214年、王禅寺の山で
麻生区役所などの資料によると、禅寺丸柿は建保2年(1214年)に、王禅寺の山中で見つかった、日本最古の甘柿とされています。小ぶりで丸みのある柿です。
その後は、地域の暮らしを支える作物になりました。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1214年 | 王禅寺の山中で見つかる |
| 1648年ごろ | 江戸に出荷され、名声を得る |
| 1909年 | 天皇陛下に献上される |
| 1984年 | 神奈川県の名木百選に指定される |
| 1995年 | 地元の人たちが「柿生禅寺丸柿保存会」をつくる |
| 1997年 | 禅寺丸柿のワインの販売がはじまる |
| 2007年 | 国の登録記念物になる |
| 2012年 | 区制30周年に、麻生区の「区の木」になる |
大正10年(1921年)には、柿生の地区だけで938トンがつくられたと伝えられています。
「柿生」という地名のもとに
明治22年(1889年)に、まわりの村が合併して新しい村ができたとき、「柿が生まれた村」ということで「柿生村」と名づけられました。いまの小田急線の柿生駅の名前は、ここからきています。
消えかけて、もどってきた
昭和40年代のなかばごろから、新しい品種が出まわり、都市化も進んで、禅寺丸柿は市場から姿を消していきました。
そこで、恩を忘れてはいけないと立ち上がったのが地元の人たちです。1995年に保存会をつくり、木を守り、ワインなどの新しい形でその魅力を伝えてきました。いまは市場には出まわらず、地元の農協の直売所などで買えることがある、というくらい貴重な柿です。
いま、出会える場所
- 王禅寺の原木:麻生区王禅寺にある真言宗の寺、王禅寺の境内に、国の登録記念物になった禅寺丸柿の原木があります。お寺の敷地です。お参りの気持ちで、静かに見せてもらいましょう。
- 10月21日「禅寺丸柿の日」:日本記念日協会に登録された記念日です。麻生観光協会が、2012年10月21日の「禅寺丸柿サミット」にちなんで登録しました。
- 柿生駅前の「禅寺丸柿まつり」:毎年秋に開かれてきた催しです。2026年の日にちは、まだ確認できていません。
- 柿もぎ体験:区役所が、秋に小学生と保護者向けの体験を開いています。2026年は9月26日に黒川駅北口集合で行われ、もう終わっています。
秋のほかの催しは、麻生区の秋、10月〜11月のお出かけカレンダー にまとめました。
日本最古の甘柿が、いまも地元の人たちの手で守られていること。1995年に保存会ができて、ワインづくりなど新しい形でも受けつがれています。
出典
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