麻生区の7駅、コロナ前より乗り降りが増えたのは黒川だけ

黒川駅の北口の外のようす
写真:Hahifuheho/CC0(自由に使える写真です・出典(別のウィンドウで開きます))。サイズを調整しています。

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コロナで、駅の人は減りました。では、いま、麻生区の7つの駅は、元に戻ったのでしょうか。

小田急電鉄が公表している、駅ごとの1日の乗り降りの数(乗降人員)で、確かめました。使ったのは、コロナの影響が出る前の2019年度、いちばん落ちた2020年度、最新の2025年度です。

先に答えを言います。コロナ前より多くなっていたのは、7駅のうち、黒川駅だけでした。

(ここでの「7駅」は、小田急線の駅です。麻生区黒川には、京王相模原線の若葉台駅の駅舎もあります。)

犬もう、みんな電車に戻ってきたよね? 朝の駅、元どおりに見えるけど。

猫見た目はね。でも数字で並べると、7駅のうち6駅は、まだコロナ前に届いていないの。順番に見ていくわよ。

7駅を足すと、どれだけ戻った?

6.6%少ない7駅の1日の乗り降りの合計。2019年度の241,047人から、2025年度の225,195人へ

麻生区の7駅を足した、1日の乗り降りです。

  • 2019年度 241,047人コロナの影響が出る前
  • 2020年度 177,989人2019年度から26.2%減。いちばん落ちた年
  • 2025年度 225,195人2020年度から26.5%増。ただし、2019年度より6.6%少ない

底からは、4分の1ほど戻りました。それでも、あと一歩、コロナ前には届いていません。

駅ごとに、並べてみた

1日の平均の乗り降り(人)と、2019年度と比べた増減です。

  • 新百合ヶ丘2019年度 128,155 → 2020年度 91,516 → 2025年度 117,280
    2019年度より8.5%少ない
  • 柿生2019年度 37,634 → 2020年度 28,163 → 2025年度 34,593
    2019年度の約92%まで戻った(8.1%少ない)
  • 栗平2019年度 24,606 → 2020年度 18,641 → 2025年度 23,235
    2019年度より5.6%少ない
  • 百合ヶ丘2019年度 21,681 → 2020年度 17,214 → 2025年度 21,003
    2019年度の約97%まで戻った(3.1%少ない)
  • 五月台2019年度 10,192 → 2020年度 7,951 → 2025年度 10,025
    2019年度より1.6%少ない
  • はるひ野2019年度 10,048 → 2020年度 7,423 → 2025年度 9,898
    あと1.5%で、2019年度に並ぶ
  • 黒川2019年度 8,731 → 2020年度 7,081 → 2025年度 9,161
    2019年度より4.9%多い。7駅で、コロナ前を超えたのは黒川だけ

上から、減り方の大きい順です。大きい駅ほど、まだ戻りきっていないように見えます。ただ、これは7つの駅の数字を並べただけです。「大きい駅は戻りにくい」と言い切れるほどの材料は、ありません。

黒川駅の北口の外のようす
黒川駅の北口(撮影者:Hahifuheho/CC0。ウィキメディア・コモンズ)。撮影の時期は、いまの様子とはちがうかもしれません

なぜ、黒川だけが増えたの?

資料からは、読めませんでした。 小田急の数字には、理由は書かれていません。ここでは、わかっていることだけを並べます。

  • 黒川駅の乗り降りは、7駅でいちばん少ない(2025年度で9,161人)。それでも、コロナ前の8,731人より増えている
  • 住所の南黒川は、住んでいる人が293人(2025年9月)の町です。駅の乗り降りは、その約31倍になります(くわしくは 黒川駅の記事 へ)
  • 2025年3月15日のダイヤ改正で、多摩線の五月台・黒川・はるひ野に急行が止まるようになりました(小田急の発表を伝える報道)。ただし、2025年度の前年比は、黒川が+1.0%、五月台が+3.5%、はるひ野が+1.4%。改正と数字のつながりを、この数字だけで言い切ることはできません

「あの工事のおかげ」「あの施設のおかげ」のような話は、確かめられないので書きません。

去年と比べると、どうなった?

2025年度の、前の年度との比べです。小田急が発表している数字で、7駅ぜんぶ、増えています。

  • 五月台 +3.5%7駅でいちばん増えた
  • 栗平 +2.2%
  • 新百合ヶ丘 +2.1%
  • 百合ヶ丘 +2.0%
  • はるひ野 +1.4%
  • 黒川 +1.0%
  • 柿生 +0.7%7駅でいちばん小さい伸び

コロナの底からの戻りだけで見ると、2020年度から2025年度の増え方は、はるひ野が+33.3%でいちばん大きく、黒川が+29.4%、新百合ヶ丘が+28.2%と続きます。いちばん小さいのは、百合ヶ丘の+22.0%です。

3問クイズ あなたは解けた?

Q1 麻生区の7駅のうち、コロナ前(2019年度)より乗り降りが多い駅は、いくつ?

1つです。黒川駅(+4.9%)だけです。

Q2 2020年度にいちばん大きく減った駅は?

新百合ヶ丘です(28.6%減)。2019年度の128,155人から、91,516人になりました。減り方がいちばん小さかったのは黒川(18.9%減)です。

Q3 2025年度、前の年度より乗り降りが減った駅はいくつ?

0です。7駅ぜんぶ、増えました。

この数字の見方

「乗降人員」って何?

駅で乗った人と、降りた人を足した、1日の平均の数です。小田急電鉄が、年度ごと(4月から翌年3月)に発表しています。定期の人か、そうでない人かは、この数字では分かれていません。

2025年度の数字は、前の記事とちがう?

麻生区の7つの駅を並べてみた は、2024年度の数字(約)を使っています。この記事は、小田急の公式のページにある2025年度の数字です。

2021年度から2024年度は?

この記事では使っていません。小田急の公式ページは最新の年度だけで、公式の過去の冊子は、2019年度と2020年度が載った版しか確かめられませんでした。確かめられていない数字は、書かないことにしました。

次の一歩

自分の駅の数字を、もう一度見てください。毎年1回、小田急が新しい数字を出します。そのたびに、この記事も直していきます。

出典

増減の%は、各駅の数字から私たちが計算したものです(2025年度の前年比は、小田急の発表のまま)。内容は変わることがあります。最新は公式の案内で確認してください。

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