麻生区の7駅は、標高差が約64m いちばん高い駅と低い駅は?

最終確認日
麻生区は「坂の街」と言われます。区民アンケートでも、麻生区のイメージで「坂道や階段が多い」が49.6%で1位でした。
では、駅は、どのくらいの高さにあるのでしょうか。国土地理院の標高のデータで、7つの駅の場所の高さを調べました。
いちばん高いのは、はるひ野駅(約101m)。いちばん低いのは、柿生駅(約37m)。差は約64mです。
(ここでの「7駅」は、小田急線の駅です。麻生区黒川には、京王相模原線の若葉台駅の駅舎もあります。)
犬64mって、どのくらい? 同じ区の駅なのに、ずいぶんちがうね。
猫柿生から、はるひ野まで、ずっと同じ高さの道だったら、坂はいらないのにね。ちがうから、麻生区は「坂の街」なの。
7駅を、標高の高い順に
- はるひ野 約101m2004年開業。いちばん新しい駅
- 黒川 約96m1974年にできた駅
- 百合ヶ丘 約78m開業は1960年
- 栗平 約77m1974年開業
- 五月台 約69m1974年にできた駅
- 新百合ヶ丘 約59m1974年開業
- 柿生 約37m1927年開業。いちばん古い駅
百合ヶ丘と栗平は、ほぼ同じ高さです(約78mと約77m。どちらが高いかは、この調べ方では決められません)。
気づいたこと2つ
1 多摩線は、駅ごとに高くなる。 小田急多摩線の駅を、新百合ヶ丘から順に見ると、新百合ヶ丘(約59m)→ 五月台(約69m)→ 栗平(約77m)→ 黒川(約96m)→ はるひ野(約101m)。5つの駅が、1つずつ、高くなっています。麻生区の西の端へ向かうほど、土地が高くなる、ということです。
2 開業の古い駅は、低い場所にある。 いちばん古い柿生(1927年)が、いちばん低く、いちばん新しいはるひ野(2004年)が、いちばん高い。ただし、これは7つの駅を並べたときの見え方です。「古い駅は低いところにつくる」と言い切れる材料は、この記事にはありません。
区の「いちばん高い所」「いちばん低い所」は?
麻生区役所のページには、次のように書かれています。
- いちばん低いのは、岡上の飛び地との間を流れる鶴見川沿いで、海抜20m
- いちばん高いのは、黒川の町田市との境で、海抜148m(川崎市でいちばん高い所)
7駅は、この間にあります。いちばん高いはるひ野の駅(約101m)でも、区の最高地点(148m)より約47m低く、いちばん低い柿生の駅(約37m)は、区の最低地点(20m)より約17m高い、ということになります。
また、同じページは、麻生区が多摩丘陵の一部で、谷戸川が丘陵の奥深くまで入り込んでいて、高台と低地の変化が大きい地形だと説明しています(ページの更新は2008年3月)。
この数字の見方
どうやって調べた?
次の手順です。
- 小田急電鉄の資料にある、各駅の住所(番地)を使う(はるひ野=はるひ野5丁目8-1、黒川=南黒川4-1、百合ヶ丘=百合丘1丁目21-1、栗平=栗平2丁目1-1、五月台=五力田3丁目18-1、新百合ヶ丘=万福寺1丁目18-1、柿生=上麻生5丁目42-1)
- その住所の場所を、国土地理院の住所検索で調べる
- その位置の標高を、国土地理院の標高のデータ(1mの間隔のレーザー測量にもとづく)で読む
- 近く(約30m四方)の4つの地点でも標高を読んで、ばらつきを見る
どれくらい正しい?
目安の数字です。 住所の位置は「街区の代表点」で、駅のホームや改札の場所とは、数m〜10mほどずれます。近くの4点で見ると、ばらつきは、柿生で約35〜37m、新百合ヶ丘で約58〜61m、五月台で約67〜70m、百合ヶ丘で約71〜79m、栗平で約76〜84m、黒川で約94〜96m、はるひ野で約92〜101mでした。そのため、「約」を付けています。7つの順番も、百合ヶ丘と栗平を除いて、ばらつきの範囲では入れ替わりません。
ホームが高いところにある駅もあるのでは?
あります。高架や切り通しの駅は、地面の高さとホームの高さがちがいます。この記事の数字は、住所の位置の「地面」の高さです。
3問クイズ あなたは解けた?
Q1 麻生区の7駅で、標高がいちばん高いのは?
はるひ野駅(約101m)です。2位は黒川駅(約96m)です。
Q2 小田急多摩線の、新百合ヶ丘から、はるひ野までの5つの駅。標高の並びは?
駅ごとに高くなっていきます(約59m→69m→77m→96m→101m)。
Q3 麻生区の、いちばん高い所は?
黒川の町田市との境で、海抜148mです(川崎市でいちばん高い所)。
次の一歩
自分の駅の標高を、おぼえておくと、帰り道の「坂」の見え方が、少し変わるかもしれません。坂道を楽に歩くコツは、坂道の多い麻生区を、ラクに歩く へ。
- 7駅の乗り降り:麻生区の7駅、コロナ前より乗り降りが増えたのは黒川だけ
- 7駅の一覧と開業:麻生区の7つの駅を並べてみた
- 黒川駅:黒川駅の住所は「黒川」ではない
- 柿生駅:柿生駅は、村じゅうで負担して呼んだ駅
出典
- 国土地理院「標高API」「住所検索」(駅の住所の位置と標高。取得は2026年10月)
- 小田急電鉄「ODAKYU HANDBOOK 2021」の駅一覧(44・45ページ)(駅の住所と開業日)
- 川崎市麻生区「麻生区の地形について」(標高の最高・最低、地形の特徴。2008年3月更新)
- 川崎市麻生区「麻生区区民アンケート 概要版」(イメージ「坂道や階段が多い」49.6%)
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