王禅寺ふるさと公園は、もとは田んぼと畑の斜面だった 区でただ1つの広域避難場所と、30枚のマンホール

王禅寺ふるさと公園の遊具の広場。芝生の上に、すべり台のある複合遊具があり、奥に雑木林が見える。葉の落ちかけた木が立っている
写真:珈琲牛乳/CC BY 3.0(自由に使える写真です・出典(別のウィンドウで開きます))。サイズを調整しています。

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王禅寺ふるさと公園は、いまは芝生と遊具の広い公園です。ここが、もとは王禅寺の境内の、田んぼと畑の斜面だった。市の冊子に、そう書かれています。

足もとには、麻生区の自然と歴史を描いた、30種類のマンホールがあります。そして、川崎市の一覧で、麻生区でただ1つの「広域避難場所」です。

この記事は、公園の紹介ではなく、掘り下げです。ふだんの遊び場と、いざという日の逃げ場所が、なぜ同じ広場なのか。公開されている資料をたどって確かめました。私たちは、まだ現地に行っていません。書いてあるのは、資料から読み取れたことだけです。

犬ふるさと公園って、ただの大きい公園だと思ってた。

猫数字にすると、ただの、じゃないの。区の公園356か所のうち、いちばん広いのよ。もとから公園だったわけでもないの。

犬え、じゃあ何だったの?

この公園、もとは何だった場所?

答えは、公園のマンホールの冊子に出てきます。

麻生区の公園のページから、園路のマンホール30枚を解説したPDFの冊子が開けます。27番は「王禅寺の草競馬」。冊子によると、公園の南側に沿って1本の道が通っています。このあたりは昔、王禅寺の境内でした。小山の背にあたる道で、北側の斜面、つまりいまの公園には田んぼが、南側には畑がありました。

その道で、大正時代の、農作業のひまな1〜3月ごろに、草競馬が行われていた、と冊子は書きます。馬は農作業に欠かせない力でしたが、草競馬は、人も馬も楽しむ娯楽だった。いまも馬場の道に立つと、土をける音や声援が聞こえるかもしれません、と結んでいます。

つまり、いまの公園のあたりは、田んぼの斜面だった。園路の下には、王禅寺の村の田畑があった、と読めます。

ただし、この冊子には発行年が書かれていません(麻生区のページの更新は2023年11月7日)。「昔」がいつの話かは、大正時代の草競馬以外、冊子だけでは分かりませんでした。

王禅寺は、1939年まで「市の外」だった

もう1つ、年を並べて分かることがあります。

川崎市ができたのは、1924年(大正13年)7月。川崎町、大師町、御幸村の2町1村が合わさって、市制が始まりました(川崎市の案内)。

一方、王禅寺は、明治22年(1889年)に柿生村の大字王禅寺となり、昭和14年(1939年)に川崎市に編入されました(日本地名研究所の報告書、2018年)。市の誕生のとき、王禅寺は、まだ市の外にいたのです。

この公園は、市制60周年の記念事業です(市の冊子と区のページ)。60周年は、1984年。王禅寺が市に入った1939年から数えて、45年目にあたります(私たちの計算)。市の誕生日を祝う公園が、市に入って45年目の町にできた。そう並べると、少し見え方が変わります。

公園は、住宅地になりそこなった場所?

そこまで言い切れる資料は、ありません。ただ、報告書はこう書いています。王禅寺は昭和40年頃から住宅開発が進み、東部の丘陵地と寺院のまわりを除いて、ほぼ全域が住宅地になった、と。虹ヶ丘1〜3丁目は1973年、白山1〜5丁目は1981年にできた町です。

公園の隣の王禅寺四ツ田特別緑地保全地区について、市の理由書は、王禅寺ふるさと公園や王禅寺大門緑の保全地域とともに、広い範囲の緑のつながりをつくる緑地、と書いています。まわりが住宅になるなかで、緑のつながりとして残された一帯、という位置づけです。

国土地理院の地理院地図には、「年代別の写真」があります。1974〜78年、1979〜83年、1984〜86年、1987〜90年、そしていまの写真を、同じ場所で見比べられます。私たちが公園のあたりの周辺を見比べると、年を追って住宅地が広がっていくのが分かりました。ただ、公園の工事の時期までは、写真から読み取れませんでした。気になる人は、自分の目で見比べてみてください。

工事の前に、タヌキがいた

冊子の2番「イタチ」の項には、こんな一文があります。この公園でも、工事が始まる前に、1メートル四方もあるタヌキのフン(ため糞)を見つけたことがある、と。

公式のページが、いまの公園の主な生き物としてあげる1番目は、タヌキです。鳥は、シジュウカラ、メジロ、ウグイス、モズ、ムクドリ。昆虫は、カブトムシやクワガタムシのほか、セミ、トンボ、チョウ、カミキリムシなどです。

木は、アカマツ、クヌギ、コナラが並び、エゴノキ、クリ、ヌルデ、ハリギリ、ヤマウルシも載っています。サクラは、ヤマザクラとタマナワザクラです。

工事の前も後も、タヌキはいる。冊子の記述と公式の一覧を並べると、そう読めます。(冊子の「工事の前」と、公式の一覧の時期は別の資料です。同じタヌキが残っている、という意味ではありません。)

この公園の歴史を、年表で見ると?

  • 1889年(明治22年)王禅寺村が、柿生村の大字王禅寺になる
    日本地名研究所の報告書(2018年)
  • 1924年(大正13年)7月川崎町・大師町・御幸村の2町1村で、川崎市の市制が始まる
    川崎市「市制記念日…について知りたい」(2024年3月8日更新)。このとき王禅寺は、まだ市の外
  • 大正時代公園の南の道で、農作業のひまな時期に草競馬が行われる
    麻生区の公園マンホール冊子。何年のことかは、冊子に書かれていません
  • 1939年(昭和14年)王禅寺が川崎市に編入される
    日本地名研究所の報告書
  • 1973年・1981年虹ヶ丘1〜3丁目ができる(昭和48年)。白山1〜5丁目ができる(昭和56年)
    日本地名研究所の報告書。公園のまわりで、住宅地が広がっていった時期
  • 1984年市制60周年。記念事業のひとつとして、この公園が計画された
    市制は1924年から数えた年(私たちの計算)。「60周年記念事業のひとつで、市で4番目の総合公園」は冊子の言葉。計画の年そのものは、確認できませんでした
  • 1991年5月3日(平成3年)開園
    川崎市麻生区「王禅寺ふるさと公園」(2023年9月19日)
  • 2012年度(平成24年度)隣の四ツ田緑地が特別緑地保全地区になる。市は2013〜2016年度に順次取得
    川崎市「王禅寺四ツ田緑地について」。もとは日立製作所の保養所の一部だった樹林地(2019年の現地見学会の資料)
  • 2017年10月14日麻生区総合防災訓練が、この公園で開かれる。同じ日に「麻生区ふれあい公園」も開催
    あさお区版(2017年10月1日号)
  • 2020年4月1日公園の面積が104,676平方メートル(この日の数字)
    川崎市「王禅寺ふるさと公園」。区のページも同じ数字
  • 2025年4月1日市の指定緊急避難場所の一覧(広域避難場所)に、麻生区からただ1つ載っている
    川崎市「指定避難所・指定緊急避難場所が知りたい。」(2025年4月18日更新)の一覧
  • 2026年10月3日「麻生区ふれあい公園」が開かれる予定
    川崎市の報道発表(2026年9月1日)

年表で見ると、公園の歴史は35年ほどです。その前の、田んぼと畑と境内の時間のほうが、ずっと長い。

名前も、途中で変わっています。市の「麻生区の公園」のリスト(2026年5月22日更新)は、「王禅寺ふるさと公園(旧 川崎市制60周年記念総合公園)」と書いています。いつ名前が変わったのかは、確認できませんでした。

広さは、区のほかの公園と並べるとどのくらい?

104,676平方メートル公園の面積(2020年4月1日現在。約10.5ヘクタール)。麻生区の「主な公園」の表で、1位

麻生区統計書(2026年版)の表で、区の主な公園を、管理面積の大きい順に並べました(2025年3月31日現在)。

  • 1位 王禅寺ふるさと公園 104,676平方メートルくらべる基準
    約10.5ヘクタール
  • 2位 むじなが池公園(白山) 36,225平方メートルふるさと公園は、約2.9倍
  • 3位 黒川谷ツ公園(はるひ野) 31,988平方メートル約3.3倍
  • 4位 万福寺さとやま公園 29,936平方メートル約3.5倍
  • 5位 虹ヶ丘公園 19,838平方メートル約5.3倍

倍率は、私たちの計算です。

区には、公園が356か所あります。区別では最も多く、管理面積の合計は1,985,690平方メートル。ふるさと公園1つで、その約5.3%を占めます。1人あたりの公園面積も、麻生区は11.04平方メートルで、市の7区でいちばん。市全体の4.99平方メートルの、2倍をこえます。

広さのなかみも、公式のページに数字があります。

  • 多目的広場 約11,300平方メートル公園全体の約1割。大型の遊具や健康器具がある
    区のページ「多目的広場」。割合は私たちの計算
  • 流れ 長さ160m、幅3〜6m多摩川をイメージして作られた。水量は約160トン
    区のページ「池、流れ」
  • 池 18m×22mいちばん深いところで、水深は約35cm。公式のページに書かれている池は、1つ
    同じページ
  • 駐車場 63台有料。普通車は1時間300円、超えた分は30分ごとに50円
    川崎市「王禅寺ふるさと公園」(2026年2月4日更新)
王禅寺ふるさと公園の池と東屋。木々に囲まれた水辺に、屋根のある休憩所が見える
公園の池と東屋(撮影:珈琲牛乳/CC BY 3.0。ウィキメディア・コモンズ)。この記事の写真は、どちらも2011年11月の撮影です

「約11」「10.4」「10.5」、どれが正しいの?

資料によって、書き方が違います。区のページは「約11ヘクタール」、市の公園紹介は「10.4ha」、2019年の見学会の資料は、都市計画で決まった区域が11.2ha、整備が済んだ面積が10.5haです。

基準にできるのは、市の公園ページの104,676平方メートルです。約10.47ヘクタールなので、10.4は切り捨て、10.5は四捨五入、約11は大まかな書き方、と読めます。

市内の主な公園でいうと、市の公園紹介が「市で最初に誕生した都市公園」と書く川崎区の富士見公園が17.0ha、多摩区の稲田公園が2.2haです。ふるさと公園は、富士見公園の約6割、稲田公園の約4.8倍です。

マンホール30枚は、何の絵?

公園の園路には、この公園にしかないマンホールがあります(区のページ)。モザイクの絵で、麻生区の自然と歴史にちなんだものが、全部で30種類。絵にはグー、チョキ、パーのどれかと数字が入っていて、「楽しい遊び方を考えてください」と区のページは呼びかけています。

冊子にある30枚の題名から、いくつか選びます。

  • 1 ノスリワシやタカの仲間の小さな猛禽類。早野や黒川の上空を、円を描いて飛ぶのがたまに見られる、と冊子
    自然が豊かな証拠、と冊子は書いています
  • 3 古代牧場1972年(昭和47年)、早野の聖地公園の区域内の横穴古墳で、馬や牧場の主らしい人の顔の線刻画が見つかった
    7〜8世紀のものだろうと冊子。万葉集の歌にも、多摩の横山のことが出てくる、と
  • 19 関東ゾウ1927年(昭和2年)、万福寺で裏山の崖を削ったとき、ゾウのあごと歯の化石が出た。約200万年前のもの
    標本は生田緑地の市立青少年科学館で見られる、と冊子。いまも展示されているかは、確認できませんでした
  • 27 王禅寺の草競馬前に書いた、公園の南の道の話
    この公園の成り立ちに、いちばん近い1枚
  • 30 亀井六郎と僧兵義経に従った武士。亀井の地名が、六郎の領地の広さを示す、と冊子
    ほかに、4 ヤマユリ、5 ホタル、10 禅寺丸柿、20 カブトムシなど

ホタルの項には、この公園でもホタルが見られるようになるといいですね、と書いてあります。冊子の書き手の願いです。公式の「主な生き物」には、ホタルは載っていません。

園内のどこに何番があるのかは、公式のページに書かれていません。30枚全部を探すのは、それだけで遊びになりそうです。

ここは、いざというとき、どんな場所?

ここから先は、災害の話です。事実だけを、順に書きます。

麻生区でただ1つの広域避難場所です

川崎市の「指定緊急避難場所の指定一覧(広域避難場所)」(2025年4月1日現在)には、13か所が載っています。川崎区の富士見公園、大師公園、中原区の等々力緑地、宮前区と多摩区にまたがる生田緑地、多摩川河川敷など。住所が麻生区なのは、王禅寺ふるさと公園だけです。

区の公園のページにも、「この公園は、広域避難場所に指定されています」とあります。

(市の地域防災計画の資料編には、20の名前が並ぶ「広域避難場所一覧表」もあります。13か所との数え方の違いは、確認できませんでした。どちらも、麻生区はこの公園だけです。)

避難所とは、役割が違います

市の資料編では、次のように分けています。

  • 広域避難場所 震災などで、広い範囲に大きな被害が出そうなとき、被害から逃れるための場所。必要な面積をもつ公園、緑地、グラウンドなど
  • 指定避難所 災害で自宅に住めなくなった人が、避難生活を送る場所。市立の小中学校など
  • 一時避難場所 地域の人が、震災から身を守るために、一時的に避難する場所。近くの公園や空き地など

市の定義は、広域避難場所は被害から逃れるための場所、です。避難生活を送るのは、指定避難所の役割です。違いを6問のクイズで確かめたい人は、避難所と避難場所は、同じじゃない?へ。

使える災害は、「地震」と「大規模な火事」です

市の一覧の表を見ると、この公園に「○」がついているのは、2つの項目だけです。

  • 地震
  • 大規模な火事

洪水、崖崩れ・土石流・地滑り、津波、高潮、内水氾濫、火山現象の欄は、「-」です。つまり、大雨や土砂災害のときの避難先としては、指定されていません。大雨のときは、別の行き先を決めておく必要があります。麻生区のハザードマップの見方と、大雨の前に決める3つのことを参照してください。

火事の想定は、どのくらい?

広域避難場所は、地震のあとに火が広がるときのための場所です。市の地震被害想定(平成24年度の調査)で、「川崎市直下型地震」が起きたときの麻生区は、次のとおりです。

  • 出火 16件区内で想定される出火の数
    川崎市「備える。かわさき」地震編
  • 焼失する建物 1,683棟7区のなかでは、宮前区(1,663棟)の次に少ない
    同じ。全壊は1,098棟、半壊は5,037棟。どちらも7区で最少
  • 避難者 最大2万8806人地震から1〜3日後の最大の想定。区内の避難者の数
    市政だより麻生区版(平成29年)。公園に集まる人数ではなく、区全体の避難者の数

麻生区は、7区のなかでは、全壊・半壊・死傷者が最も少ない想定です。それでも、焼失1,683棟という数字があります。

公園ごとの収容人数の目安は、市の公開資料からは確認できませんでした。

公園では、訓練が開かれています

2017年10月14日の麻生区総合防災訓練は、この公園で開かれました。消火訓練、一次救命・応急救護、仮設トイレの組み立て、応急給水、防災キャンプなどです。

「麻生区ふれあい公園」は、毎年10月に開かれています(区のページ)。2025年10月4日は、小雨のなか約2,000人が来場。自主防災組織の訓練では、地震体験ができる起震車が出たそうです。2026年は10月3日(土)の10時から15時、雨天中止、事前申込はいりません。近隣の町内会・自治会による炊出し訓練もあります。

子連れ・散歩・避難のとき、季節と時間でどう使う?

行き方と、時間の目安から並べます。

  • 新百合ヶ丘駅から 小田急バス「新23」あざみ野駅行きで「裏門坂」
  • 柿生駅から 東急バス「柿01」たまプラーザ駅行き、または市営バス「柿04」鷲ヶ峰営業所前行きで、同じく「裏門坂」
  • あざみ野駅から 小田急バス「新23」新百合ヶ丘駅行きで「裏門坂」

「裏門坂」から徒歩約1分です(川崎市の報道発表)。市バスの「梨木団地入口」も、市のこども向けページと見学会の地図に載っています。バスの使い分けは麻生区のバスの使い分け、駅のちがいは7つの駅の比べで。

  • 子連れ 午前から昼(4〜10月)多目的広場の約11,300平方メートルの芝生に、大型の複合遊具。小さな子は、必ず付き添う(市のページ)
    トイレは、多目的広場と遠見の広場の2か所。どちらにも多目的トイレがあります。ゴミ箱はないので、持ち帰ります
  • 水のある季節 5月ごろ〜10月ごろ流れが動く時期。見て楽しむ水なので、中には入りません
    冬は流れが休みます(区のページ)
  • 散歩 木道から雑木林へ駐車場に近い起伏のある木道から、展望台や四阿へ。展望台からは、多目的広場が一望できる
    遠見の広場は高低差があって静か、と区のページ。園内で富士山が見える展望広場があることは、市の公園紹介にあります
  • 秋 10〜11月紅葉と落ち葉拾い。区のページは、四季の変化を楽しめる公園、と案内
    10月の土曜は、ふれあい公園。当日は人が多くなります
  • 冬 11〜3月駐車場に入れるのは、8時30分から16時まで(出るのは17時まで)。日が短いので、歩くなら午前から昼のうちに
    4〜10月は、入れるのが17時まで、出るのは20時まで
  • 避難のとき 地震・大規模な火事市の指定は、この2つ。公園の指定は広域避難場所
    自分の地区の避難先は、市の防災ポータルの「避難場所・避難所マップ」で確認できます

「冬は午前から昼に」は、駐車場の時間と日の短さから、私たちが考えた目安です。公式に書かれたものではありません。

写真は、2011年のものです。いまの遊具や広場の様子は、現地で確かめていません。

管理事務所は、公園内の整備のため、管理人がいないことがあります(区のページ)。落とし物の連絡先は、区のページにあります。

ルールとマナーは?

公式のページと、区の「ルールとマナー」から、守ることを集めました。

  • 園内にゴミ箱はない。ゴミは持ち帰る
  • 池や流れは見るもので、中に入らない。生き物を放さない
  • 犬にはリードをつけ、フンは持ち帰る
  • バイクと自転車は、園内に乗り入れない
  • バーベキューはできない。火は使わない。花火は手持ち花火だけ
  • キャンプ、ペグで固定するテントやタープの設置は禁止(市の公園共通)
  • 遊具では、サンダルなど脱げやすい靴を避け、マフラーやひもつきの服は外す

キャンプができない公園で、備えをどう練習するか。そんな人には、月に一度のおうちキャンプの記事が向きます。

公園のとなりには、何がある?

町の記事は、まだ準備中です(王禅寺は、麻生区のなかでいちばん広い町、と報告書にあります)。ここでは、資料で確かめられたつながりを3つ。

1 四ツ田緑地(四ツ田わんぱくの森) 公園の隣の、約7.1haの樹林地です。市の説明は、種別を「都市林」としています。ふだんは入れませんが、決まった日に「四ツ田わんぱくの森」として一般開放されています(開放日は、市が案内する特設ホームページで更新)。駐車場はありません。バス停は「王禅寺坂上」と「王禅寺東三丁目」。公園の約10.5haとあわせると、約17.6ヘクタールの緑です(私たちの計算)。

2 王禅寺 公園の名前のもとになった寺です。報告書によると、真言宗の古い寺で、境内には、禅寺丸柿の原木と伝わる古木があります。柿の話は禅寺丸柿の記事で。地名の話は、麻生区の名前のなぞの「王禅寺」の項へ。

3 ほかの公園 目的別に公園を選ぶなら、麻生区の公園を、目的別に選ぶ。10月と11月の催しは秋のお出かけカレンダーに。

3問クイズ ふるさと公園、わかる?

Q1 公園が開園したのは、何年?

1991年(平成3年)5月3日です(区のページ)。市制60周年の記念事業でした。

Q2 公園のマンホールには、何が描かれている?

麻生区の自然と歴史にちなんだモザイクの絵が、全部で30種類。絵には、グー・チョキ・パーのどれかと数字が入っています。

Q3 この公園は、洪水のときの避難先として指定されている?

いいえ。市の一覧で指定されているのは、地震と大規模な火事です。洪水や土砂災害などの欄は「-」でした。

よくある疑問5つ

子どもは、流れで水遊びできる?

できません。流れは見て楽しむもので、中に入らないよう、区のページが呼びかけています。動くのは5月ごろから10月ごろ。冬は休みます。

地震のとき、ここへ逃げればいい?

この記事では、答えを決められません。市の資料でいえるのは、ここが地震と大規模な火事のための広域避難場所だ、ということまで。どの地区の人が、どのときに向かうのかは、確認できませんでした。お住まいの地区の避難先は、市の防災マップと、町内会・自治会の案内で確かめてください。

車で行ってもいい?

駐車場はあります。63台、有料で、時間にも決まりがあります。ただ、台数に限りがあります。市のページは、公共交通機関の利用をすすめています。

犬は連れていける?

リードをつけ、フンを持ち帰れば、連れていけます(区のページ)。池や流れには入れません。黒川谷ツ公園(はるひ野)は、ペットの散歩ができない公園です。くわしくは公園の選び方の記事に。

バーベキューやキャンプは?

どちらもできません。バーベキューと火の使用は、区のルールで不可。キャンプ、ペグで固定するテントやタープも、市の公園で禁止されています。

ここがいいよね

区の公園356か所のうち、いちばん広い公園が、区でただ1つの広域避難場所です。広域避難場所には、必要な面積をもつ公園や緑地などが当たる、と市は書いています。2位の約2.9倍の広さは、子どもが走り回る広場であり、火から逃れるための広場でもある。ふだんの広さが、そのまま、いざというときの広さになっています。

次の一歩

自分の家から、いちばん近い避難先を、市の防災ポータルの「避難場所・避難所マップ」で調べてみてください。広域避難場所も、同じ地図で見られます。ふるさと公園が自分の地区の避難先かどうかは、そこで確かめられます。調べ方に迷うなら、ハザードマップの見方の手順をどうぞ。

出典

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こんなときの、まとめ